岳人

 久し振りにボロボロ涙が出てきました。

ホロリはあったけども、わんわんじゅるじゅる泣いたのはいつ以来でしょう。







  …それは片山右京さんの記者会見です。


 
 あの短い時間の、心の底から絞り出した更に短い言葉の中で、固く拳を握り締め、無念と後悔が激しくぶつかり合い、悲しみが追い討ちをかけ、とうとう一度も顔を上げることが出来ずに、立ち尽くすその姿…。

 最後に「全て僕の責任です。助けれなかった…。」


 

 何の涙かわからない内に、次から次へと出てきました。

片山さんの無念が伝わってきたからなのか、悲しみが伝わってきたからなのか、後悔が伝わってきたからなのか…。



 

 …遭難時の状況は本当に過酷であったと思います。
 何よりもその精神面にかかる負担は尋常ではないものと容易に想像できます。
 3人パーティーで2人が行動不能になってしまったこと、全ての決定権が否応無く残された人間にのしかかってくること、それが全てを決するという重みを帯びてくること。仲間の命、自らの命運までも。
 一瞬が永遠にさえ感じるような時間の中で、魂を磨り減らされるほどの葛藤を繰り返し、決定後も自分に問いかける。まだ再選択できる位置にいる、これでよかったのかと。



 いろんなものに言い訳を見つけることの出来る中で、その責を一身に背負い、泣き崩れる片山さんの姿は皆さんの目にはどう映りましたか?
 
 


 死に近い世界で一人悩み抜き、決定を下し、一人下山するその姿に、その重々しい一歩一歩に、私は同じく山を愛する人間として涙が溢れてきたのでしょう。



 亡くなられた二人の方の冥福をお祈りすると共に、片山右京さんの再起を心から願います。



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私は片山右京の大ファンで
ファンクラブにも所属し
鈴鹿でも旗を振る姿がテレビに映ったくらい隠れ右京ファンです
ディナー会の彼の男気からしても
絶対に見過ごせる男ではありません
山の世界は自己責任
しかし右京は精一杯救助しようとしたはずです
彼を批判するヒトがいるなら
私が矢面にたちたいくらいの気持ちです
  • 2009-12-21│22:00 |
  • konawater URL│
  • [edit]
konawaterさんへ
 私は正直、片山右京さんのことはほとんど知りませんでしたが、あの会見では彼の実直な人柄がひしひしと伝わってきました。

 皮肉なもので、この事故で片山右京という人間が好きになりました。

 まだまだ経験の浅い私ですが、今回の彼の行動は間違っていないと思います。

 亡くなられた二人の想いを胸に、片山右京という人間が再び山へ向かう日を心待ちにしています。
  • 2009-12-21│22:23 |
  • 1lobo URL│
  • [edit]

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